「教育のプラットフォーマー」
教育には一貫したデータベースが存在しないと言って過言ではない。またあったとしても学習効率を表す学習者の外面的指標のみが散文的にあるのみである。学習者の内面的指標を中心にした真の人間づくりのプラットフォーム(手帳と手帳アプリ)を創出したい。
「よく遊び、よく遊べ」
遊びと同じ感覚にならぬ内、勉強が身につくはずもない。この哲学の下、集中力を一段階も二段階も上の精神状態を作らないとできない作業であった顧客の勉強を、気を遣わずに済む、ただの日常作業の一つへと引き下げる。
つまらぬ勉強が人生の糧になることは難しい。勉強が、普段の何気ない日常生活の延長にある一動作つまり「遊び」となるよう、人生の伴侶となる知見としての勉強であり学問を伝えていくことを目標とする。
これは同時に、企業としての理念でもある。意義ある単調さに耐えつつ将来の果実を得ることと、実りをもたらさぬ苦行や単純作業とは、全く異なるものだ。前者を業務の主体とし、後者を排除する企業を標榜する。
「おせっかい屋」
顧客へのおせっかい屋であり続けたい。他の商いと教育屋の異なる点がここにある。それは顧客の望まぬことと知りながらも敢えてそれを為さねばならぬ点である。親の見栄の為に、本来好奇心を唆られなければならない学問・勉強が、単なる暗記の苦行と化している。これが日本の入試を巡る実態である。この場合、顧客と闘う必要を認める。この誰もが避けたがる顧客との格闘の歴史、それが私の受験屋としての誇りであり、私の保有する諸技術と諸概念の根幹である。高度な対人スキルと経験を総動員し、この闘争から戦略的に逃げないことを、顧客の夢の実現の為のそれが障害なのであれば、顧客と闘争も辞さぬことを、ここに宣言する。
「愛と金のアウフヘーベン」
教育が金にならぬのは、お客様の納得がなかったからである。顧客の納得する学力の向上、価値観の変化、生活態度の変容がなかったからだ。顧客(保護者様もご本人様も)が納得する子どもの精神的成長(愛)と、学力達成などの経済的諸価値(金)の同時の追求、あるいは徳育(愛)と企業の利益(金)の確保とを同時に追求することは可能である。この連立方程式の解を、常に探究する企業であり続ける。止揚(アウフヘーベン)によってお客様の夢の実現と企業の飛躍を試みる。